(PM) カナダドル:22日のBOC会合の結果に反応しそう

2020/01/20 14:08

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・BOC(カナダ中銀)の金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供されるかどうか
・BOCはカナダ景気について前向きな見方を示す可能性あり
・政策金利の今後の据え置き観測が補強されれば、カナダドルの上昇要因になりそう

22日、BOC(カナダ中銀)が政策金利を発表します(日本時間24:00)。政策金利は現行の1.75%に据え置かれそうです。カナダのインフレ率はBOCの目標近辺で推移しているうえ、12月の雇用統計(1/10発表)が堅調な結果だったためです。雇用統計は失業率が5.6%と、11月の5.9%から低下(改善)し、雇用者数は3カ月ぶりに増加(前月比+3.52万人)しました。

市場は政策金利の据え置きを予想しており、今回は声明やポロズ総裁の会見で“金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供されるのかどうか”が焦点になりそうです。米国と中国が貿易協議の第1段階の合意文書に署名。また、米議会が承認したことでUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)は発効に向けてさらに前進しました。世界貿易をめぐる不透明感が後退したことから、BOCはカナダ景気について前向きな見方を示すかもしれません。

米FRBが2019年に3回の利下げを行う一方で、BOCは政策金利を据え置き続け、その結果としてBOCの政策金利は主要国の中でFRBと並ぶ高水準となりました。“BOCは政策金利を当面据え置く”と市場が予想するなか、声明やポロズ総裁の会見がその見方を補強する内容になれば、カナダドルが上昇する可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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