(AM) トルコ中銀と南アフリカ中銀が政策金利を発表

2020/01/16 08:28

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・TCMB(トルコ中銀)については、市場の見方は“据え置き”と“利下げ”で分かれる
・SARB(南アフリカ中銀)は政策金利を据え置きか。総裁が金融政策の先行きについて新たな手掛かりを提供するのかどうかに注目
・米上院は16日にもUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)を可決する可能性あり。メキシコペソにとってプラス材料になりそう

(欧米市場レビュー)

15日欧米時間の外為市場は、比較的落ち着いた展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね前日(14日)のNY終値近辺での“もみ合い”となりました。米国と中国が貿易協議“第1段階”の合意文書に署名し、またベージュブック(米地区連銀経済報告)が公表されたものの、市場に大きな反応はみられませんでした。

(本日の相場見通し)

米中は15日、貿易協議の“第1段階”の合意文書に署名しました。貿易協議の“第2段階”や米国の対中追加関税に関する報道に注意は必要ですが、市場の関心は各国の景気動向や金融政策へと移りそうです。

本日(16日)、TCMB(トルコ中銀)とSARB(南アフリカ中銀)が政策金利を発表します。発表時間はそれぞれ、日本時間20時、22時過ぎです。

TCMBについては、市場の見方が“据え置き”と“利下げ”でほぼ二分しており、また利下げ幅の予想も割れています(レンジは0.25%~1.00%)。そのため、政策金利がどのような結果になったとしても、トルコリラが反応しそうです。*詳しくは15日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

SARBについて市場は“据え置き”と予想しています。その通りの結果になれば、クガニャゴSARB総裁が会合後の会見で“金融政策の先行きについて新たな手掛かりを提供するのかどうか”が焦点になりそうです。クガニャゴ総裁が近い将来の利下げを示唆すれば、南アフリカランドは軟調に推移する可能性があります。*詳しくは14日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

経済指標では、米国の12月小売売上高1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が材料になりそうです(発表時間はいずれも日本時間22:30)。それらが市場予想の前月比+0.3%、+3.8から異なる結果になれば、市場が反応する可能性があります。米ドル/円の目先のメドとして、上値が110.168円(1/14高値)、下値は109.379円(1/10安値)が挙げられます。

マコネル米上院院内総務は15日(日本時間16日朝)、「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)法案は16日までに(上院で)可決されるだろう」と語りました。USMCAについては与野党のいずれも賛成しており、下院は先月(12月)すでに可決。上院が可決すれば米議会の承認手続きは終わります。残すはカナダ議会のみとなり(メキシコ議会は先月承認済み)、USMCAは発効に向けてさらに前進します。メキシコペソにとってプラス材料となりそうです。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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