(AM) 米大統領が香港人権・民主主義法案に署名

2019/11/28 08:41

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・英保守党は12月12日の総選挙で単独過半数獲得も!?
・保守党が過半数を獲得すれば、ブレグジットをめぐる不透明感が後退しそう
・ “香港人権・民主主義法案”が成立。米国と中国の関係が悪化し、貿易協議にも影響する可能性あり

(欧米市場レビュー)

27日欧米時間の外為市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は108.598円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.09917米ドル、豪ドル/米ドルは0.67711米ドル、NZドル/米ドルは0.64111米ドルへと下落しました。米国の7-9月期GDP改定値が前期比年率+2.1%と、市場予想の+1.9%を上回り、米ドルの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

英調査会社ユーガブは今朝(日本時間)、世論調査の分析結果を公表。それによると、12月12日の英総選挙(定数650)で保守党(与党)は359議席を獲得し、単独過半数を確保するとの見通しが示されました。労働党(最大野党)は211議席との予想です。

保守党が総選挙で過半数を確保すれば、EU離脱案が英議会で可決されるとみられ、その通りになればブレグジット(英国のEU離脱)をめぐる不透明感は大きく後退します。ユーガブの分析結果は、英ポンドにとってプラス材料と考えられ、ポンドは上値を試す展開になりそうです。ポンド/米ドルポンド/円は1カ月半にわたり、おおむね1.28~1.30米ドル139~142円のレンジで上下動を繰り返してきました。ポンド/円は米ドル/円の動向にもよりますが、いずれもレンジ上限を超える可能性があります。

英ポンド/米ドル(日足。2019/7/26~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

英ポンド/円(日足。2019/7/26~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

27日(日本時間28日朝)、トランプ大統領が“香港人権・民主主義法”に署名し、それによって同法は成立しました。中国はかねてより、香港人権・民主主義法が成立すれば報復すると警告しているため、同法の成立によって米国と中国の関係が悪化し、貿易協議にも影響を与える可能性があります。市場では、米中貿易協議“第1段階”の合意への期待が後退するとみられ、米ドル/円クロス円は上値が重い展開になるかもしれません。

本日(28日)は、米国が祝日(サンクスギビングデー)です。市場参加者が減少して流動性が低下する分、突発的なニュースが出てきた場合には値動きが増幅される可能性もあります。なお、米国の株式市場は本日休場、明日は短縮取引です。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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