(AM) 米中貿易合意への期待が高まる

2019/11/26 08:56

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・中国の環球時報が「米中貿易協議の“第1段階”の合意が非常に近い」と報道
・米ドル/円は200日移動平均線より上の水準に定着するか

(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外為市場では、が軟調に推移。一時、米ドル/円は108.936円、ユーロ/円は120.072円、豪ドル/円は73.949円、NZドル/円は69.926円へと上昇しました。中国の環球時報が「米中貿易協議の“第1段階”の合意が非常に近い」と報じたことでリスク回避の動きが後退し、円安材料となりました。

(本日の相場見通し)

昨日(25日)は米中貿易協議に関する報道が材料になりました。市場は依然として米中貿易協議に関する報道に反応しやすい地合いであり、この状況は当面続きそうです。

新たに報道が出てこなければ、米中貿易協議“第1段階”の合意への期待が引き続きの重石となり、ドル/円クロス円は底堅く推移しそうです。

一方で米ドル/円は1カ月半にわたり、おおむね108円と200日移動平均線との間で上下動を繰り返してきました。足もとの水準はレンジ上限に近いため、心理面から“売り(米ドル売り/円買い)圧力”が加わりやすいとみられ、米ドル/円は伸び悩むことも考えられます。200日移動平均線(25日時点で108.933円)より上の水準に定着した場合、レンジが上方へとシフトする可能性があります。

米ドル/円(日足。2019/7/24~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

NZの7-9月期小売売上高が今朝発表され、結果は前期比+1.6%と、市場予想の+0.5%を上回りました。この結果を受けて、市場ではRBNZ(NZ中銀)の利下げ観測が後退する可能性があります。利下げ観測の後退はNZドルにとってプラス材料です。

本日(26日)、ロウRBA(豪中銀)総裁が講演を行います(講演のタイトル:非伝統的な金融政策~海外からの教訓)。講演の内容に豪ドルが反応する可能性があります。*25日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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