(PM) 豪中銀議事録:11月会合では利下げも検討

2019/11/19 14:49

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場ではRBA(豪中銀)の利下げ観測が一段と高まりそう
・11月26日、RBA総裁が講演。金融政策について手掛かりが提供される可能性も!?

本日(19日)、RBA議事録が公表されました。政策金利を0.75%に据え置くことを決定した11月5日の会合分です。

議事録によると、賃金の伸びの鈍さやインフレの低迷を踏まえ、政策メンバーは「今回の会合で利下げを行うという選択肢もあり得る」との見解で一致。ただ、低金利が預金者や信頼感に悪影響を及ぼす可能性があり、また今年に入り3回の利下げ(6月、7月、10月)を実施したことから、「政策金利を据え置いて、これまでの利下げの効果を見極めることが適切」と判断したことが明らかになりました。

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豪州の10月雇用統計(11/14発表)の弱い結果を受けて、市場ではRBAの利下げ観測が再燃するなか、本日の議事録では11月の会合で利下げも検討されたことが判明しました。利下げ観測は一段と高まるとみられます。雇用統計の結果は失業率が5.3%と、9月の5.2%から上昇(悪化)し、雇用者数は前月比1.90万人減と、減少幅は2016年8月以来の大きさでした。

利下げのタイミングは12月3日の次回会合よりも、その次の2020年2月4日の会合の可能性の方が高そうです。10-12月期のCPI(消費者物価指数)が1月に発表され、四半期に一度の金融政策報告が2月に公表されるためです。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)によると、市場が織り込む利下げの確率は12月が約3割、2020年2月までで約6割です。

ロウRBA総裁が11月26日にシドニーで講演を行います(講演のタイトルは「非伝統的な金融政策~海外からの教訓」)。講演でRBAの金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供される可能性があり、要注目です。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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