(PM) カナダドル:20日発表のCPIに注目!!

2019/11/18 14:59

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場では、カナダ中銀の利下げ観測あり
・CPI(消費者物価指数)の結果を受けて利下げ観測が変化する可能性も!?

カナダの10月CPIが20日に発表されます(日本時間22:30)。BOC(カナダ中銀)はインフレ目標を採用しているため、CPIの動向は金融政策における重要な判断材料となります。

9月総合CPIは前年比+1.9%と、BOCのインフレ目標(+1~3%)の中央値である+2%をわずかに下回りました。

BOCはまた、3つのコアインフレ指標(CPI共通値、CPI中央値、CPIトリム値)も重視しており、それらもチェックする必要があります。9月のコアインフレ指標は共通値が前年比+1.9%、トリム値は+2.1%、中央値は+2.2%でした。

市場では、BOCの利下げ観測があります。BOCが10月30日の前回会合で、2020年と2021年のカナダのGDP成長率見通しを下方修正し、声明で「貿易摩擦や不確実性が続くなか、カナダ経済の回復力がますます試されていることに留意している」と指摘したためです。

OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場が織り込む12月4日の次回会合での利下げの確率は約16%。利下げの確率は2020年1月までで約46%、3月までで約56%、4月までで約77%へと上昇します。

10月のCPIの結果次第では、利下げ観測が変化し(高まる、あるいは後退する)、カナダドルの動向に影響を与える可能性があります。総合CPIやコアインフレ指標が+2%(BOCの目標中央値)を大きく下回れば、利下げ観測が高まり、カナダドルが軟調に推移するかもしれません。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。