(AM) NZ中銀会合、FRB議長議会証言、米トルコ首脳会談に注目!!

2019/11/13 08:19

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBNZ(NZ中銀)は利下げを決定するかどうか
・米FRB議長の議会証言は利下げ休止観測を一段と強めるか
・米トルコ首脳会談、両国の関係は改善へと向かうか否か

(欧米市場レビュー)

12日欧米時間の外為市場では、が強含み。一時、米ドル/円は108.926円、ユーロ/円は119.954円、豪ドル/円は74.486円へと下落しました。トランプ米大統領が講演で、「中国と貿易協議で合意できなければ、対中関税を引き上げる」と述べ、それが円の支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

足もとの市場は、米中貿易協議や対中追加関税に関する報道に反応しやすい地合いです。この状況は当面続くとみられるため、それらに関する報道に引き続き注意が必要です。米中貿易協議の第1段階の合意署名への期待が高まれば、米ドル/円クロス円が堅調に推移する可能性があります。

本日(13日)は、RBNZ(NZ中銀)が政策金利を発表します(日本時間10:00)。その結果にNZドルが反応しそうです。昨日発表されたNZのインフレ期待調査(四半期に1度実施)では、企業経営者による今後2年間のインフレ率の予想が+1.80%と、前回8月の+1.86%から低下しました。それを受けて利下げ観測が高まっており、OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場は利下げの確率を約8割織り込んでいます(据え置きは約2割)。11日時点で利下げの確率は約6割でした。

*想定されるNZドルの反応は、11日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が本日、経済見通しについて議会証言を行います(日本時間では14日01:00)。FRBの利下げ休止観測が市場にあるなか、議会証言がその観測を一段と高める内容になれば、米ドルが堅調に推移する可能性があります。

本日はまた、トランプ米大統領とエルドアン・トルコ大統領の首脳会談がワシントンで行われます。会談ではシリア情勢のほか、トルコのS400(ロシア製ミサイルシステム)購入について話し合われるとみられます。オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日、「米国はトルコのS400の購入を非常に不快に感じている」と述べ、「S400を破棄しなければ、トルコに制裁を科す可能性がある」と語りました。米国とトルコの関係が改善に向かえばトルコリラにとってプラス材料となる一方、関係が一段と悪化した場合にはトルコリラに下押し圧力が加わる可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。