(PM) 14日の豪失業率に注目!! 豪ドルが反応しそう

2019/11/12 14:36

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・雇用情勢、特に失業率の動向は、RBA(豪中銀)の金融政策への影響大
・RBAの過去3回の利下げは、失業率の低下を支援することが主な狙い
・失業率の結果を受けて、市場の利下げ観測は変化するか

14日、豪州の10月失業率が発表されます(日本時間09:30)。その結果が豪ドルの動向に影響を与えそうです。

豪州の7-9月期CPI上昇率は総合CPIが前年比+1.7%、基調インフレ率(トリム平均値と加重中央値の平均)は同+1.4%と、いずれもRBA(豪中銀)のインフレ目標である2~3%を下回りました。目標を下回ったのは、総合CPIが5四半期連続、基調インフレ率に至っては15四半期連続です(2016年1-3月期以降、3年以上にわたって下回り続ける)。

RBAはCPI上昇率が目標レンジ内に戻るには、失業率が4.5%へと低下する必要があると推計(4.5%に低下すれば賃金の伸びが加速し、CPI上昇率は高まると予想)。失業率の低下を支援するために、今年3回(6月、7月、10月)の利下げを実施しました。

市場では、RBAは2020年前半に追加利下げに踏み切るとの観測があります。今回の失業率の市場予想は5.3%と、9月の5.2%から上昇(悪化)するとみられています。予想以上に悪化した場合、利下げ観測は一段と高まり、豪ドルが軟調に推移する可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。