(PM) 豪中銀は政策金利を当面据え置き!?

2019/11/05 16:07

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)は“必要に応じて追加利下げを行う”と改めて表明
・一方で、豪経済は緩やかな転換点に達したとの見方
・失業率は2021年に5%以下へ徐々に低下すると予想
・インフレ率は2020年と2021年に2%近くへと上昇するとの見通し

RBAは本日(5日)、政策金利を過去最低の0.75%に据え置くことを決定しました。RBAは今年に入り、3回(6月、7月、10月)利下げを実施。政策金利を据え置いたのは、それらの利下げの効果を見極めるためと考えられます。

声明では、「完全雇用とインフレ目標の達成には、長期間にわたる低金利が必要と予想するのが妥当だ」と指摘。労働市場などの動向を引き続き監視し、「必要に応じて金融政策を一段と緩和する用意がある」と改めて表明。追加利下げに含みを残しました。

一方で、RBAの政策金利は当面据え置かれる可能性も示されました。声明は、「豪経済は2018年下半期(7-12月)に鈍化した後、緩やかな転換点に達したようだ」と分析。失業率について、「ここ数カ月間、5.25%前後で安定しており、しばらくはこの水準で推移する」と予想しつつ、「2021年には5%を若干下回る水準へと徐々に低下する」との見通しを示しました。また、総合インフレ率と基調インフレ率のいずれも、2020年と2021年に(目標下限の)2%近くになると予想しました。

声明を受けて市場ではRBAの追加利下げ観測が後退する可能性があり、その場合には豪ドルは堅調に推移しそうです。RBAの次回会合は12月3日、その次は2020年2月4日です。

*豪ドル/円のテクニカル分析は本日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。