(AM) 30日、米FOMCの結果発表。利下げ決定か

2019/10/30 08:42

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場は米FOMCでの0.25%の利下げを完全に織り込む
・FOMC声明や米FRB議長は、追加利下げに慎重な姿勢を示すのか否か
・今回で利下げ打ち止めとの観測が強まれば、米ドル高が進みそう

(欧米市場レビュー)

29日欧米時間の外為市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は108.743円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.11167米ドル、豪ドル/米ドルは0.68679米ドルへと上昇しました。30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ観測が米ドルの重石となりました。

カナダドルも軟調。カナダドル/円は一時、83.083円へと下落しました。30日のBOC(カナダ中銀)政策会合を前にしたポジション調整が中心とみられます。

(本日の相場見通し)

英下院(議会)は29日夜(日本時間30日早朝)、“総選挙を12月12日に実施する”との法案を賛成多数(賛成438票、反対20票)で可決しました。これまで総選挙の投票に反対あるいは棄権してきた労働党(最大野党)が「合意なき離脱の可能性が排除された」として賛成にまわりました。法案は上院へと送られ、そこで可決されれば、エリザベス女王の裁可を経て成立。総選挙の実施が正式に決定します。

引き続き、ブレグジット(英国のEU離脱)関連の報道や英政局の動向に注意は必要です。ただ、英国のEU離脱期限が2020年1月31日まで延期されたほか、総選挙が実施されるのは12月12日です。市場の関心はブレグジットや英政局からいったん離れる可能性があります。

*英総選挙やブレグジットの行方については、本日30日の『ファンダメ・ポイント』をご覧ください。

本日、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます(日本時間では31日午前3時)。市場は“0.25%の利下げが決定される”との見方で一致。CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物市場は利下げの確率を97.3%(据え置きは2.7%)織り込んでいます。

市場の予想通りの結果になれば、市場の関心はFOMC声明パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会見へと移ります。声明や議長会見では、“追加利下げに慎重な姿勢が示されるのか否か”が焦点になるとみられます。FRBの利下げは今回で打ち止めとの観測が市場で強まれば、米ドル高が進みそうです。米ドル/円200日移動平均線(29日時点で109.040円)より上の水準に定着し、ユーロ/米ドル1.10000米ドル(心理的節目)に向けて下がる可能性があります。

また、日銀の政策会合が本日と明日開催されます(結果発表は31日正午頃)。日銀の金融政策をめぐる観測も材料になる可能性があります。

*FOMCと日銀会合の注目点は、昨日29日の『ファンダメ・ポイント』をご覧ください。

本日はBOC(カナダ中銀)の政策会合もありますが、政策金利は現行の1.75%に据え置かれそうです(結果発表は日本時間23時)。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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