(PM) 豪ドル:30日の豪CPIに注目!!

2019/10/29 15:04

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場では、RBA(豪中銀)が11月会合で利下げを見送るとの見方が有力
・一方、12月会合は据え置きと利下げで見方が分かれる
・豪CPIの結果を受けて、市場の見方は変化するか

明日(30日)、豪州の7-9月CPI(消費者物価指数)が発表されます(日本時間09:30)。

市場予想は総合CPIが前年比+1.7%、基調インフレ率(トリム平均値と加重中央値の平均)は同+1.45%。上昇率はいずれも、4-6月期の+1.6%と+1.40%から高まるものの、RBA(豪中銀)の目標下限の+2%依然として大きく下回り、インフレ圧力の弱さが再確認されるとみられます。

RBAは今年3回の利下げ(6月、7月、10月)を実施。先行きについては、必要なら追加利下げを行うとの姿勢です。

豪州の9月失業率が5.2%と、8月の5.3%から改善したことで、市場では“RBAは11月5日の次回会合で利下げを見送る”との見方が有力。OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場が織り込む11月の利下げの確率は約20%(据え置きは約80%)です。その次の12月2日の会合については市場の見方は分かれており、据え置きと利下げの確率は五分五分です。

明日発表の7-9月期のCPIが市場予想を大きく上回れば、市場では年内据え置きとの観測が強まり、豪ドルが堅調に推移しそうです。米FOMCや日銀の結果にも影響を受けますが、豪ドル/米ドル0.68908米ドル(9/12高値)、豪ドル/円200日移動平均線(28日時点で75.905円)をそれぞれ超える可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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