(AM) 英議会の動向、カナダ総選挙に注目

2019/10/21 09:07

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・離脱協定案をめぐる英議会の動向、離脱延期要請へのEUの対応
・21日、カナダ総選挙実施。与党と最大野党の支持率は拮抗しており、接戦になりそう

(欧米市場レビュー)

18日欧米時間の外為市場では、英ポンドが堅調に推移。一時、対米ドルで1.29米ドル台半ば、対円で140.676円へと上昇しました。英国とEUが17日に離脱協定案で合意したことを受けて“合意なき離脱”が回避されるとの期待が、ポンドの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

英議会(下院)は19日、EU離脱の関連法案が成立するまで政府がEUと合意した離脱協定案の採決は先送りするとの動議を322対306の賛成多数で可決。19日に予定されていた政府とEUが合意した離脱協定案の採決は見送られました

これを受けて、ジョンソン英首相は法律に基づいて“10月31日の離脱延期を求める”書簡をEUに送付する一方、それとは別に“離脱の延期は望んでいない”とする書簡もEUに送りました。

*詳しくは、本日21日のスポットコメント『ブレグジット、英議会で協定案を再採決へ』をご覧ください。

離脱協定案をめぐる英議会の動向、そして英国の離脱延期要請へのEUの対応に注目です。議論が紛糾してブレグジット(英国のEU離脱)の先行き不透明感が高まる場合、英ポンドが軟調に推移する可能性があります。

本日はまた、カナダの総選挙が実施されます。世論調査によると、自由党(与党)と保守党(最大野党)の支持率は拮抗しており、両党とも単独過半数を獲得できないとの見方もあります。その通りになれば、他の政党との連立協議が今後必要になるため、政局の不透明感からカナダドルが弱含む可能性があります。

投票締め切り時間は、オンタリオとケベックの2大州が東部時間21:30(日本時間22日10:30)、最西部のブリティシュコロンビア州が同22:00(同22日11:00)。即日開票されます。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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