(PM) 豪失業率が7カ月ぶりに低下

2019/10/17 14:28

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・豪州の9月失業率は5.2%。8月の5.3%から低下(改善)。
・失業率が改善し、RBA(豪中銀)が11月に利下げする可能性は低下か
・ただし、失業率は4.5%を上回っており、12月以降の利下げの可能性は残りそう

豪州の9月失業率が本日(17日)発表され、結果は5.2%と、8月の5.3%から低下(改善)しました。失業率が低下したのは2月以来、7カ月ぶりです。

雇用情勢、特に失業率の動向は、RBA(豪中銀)の金融政策に大きな影響を与えます。RBAが今年実施した3回の利下げ(6月、7月、10月)は、失業率の押し下げを支援することが主な狙いだったためです。

わずかとはいえ失業率が低下したことは、RBAにこれまでの利下げの効果を見極める余裕を与えるとみられます。10月30日に発表される豪州の7-9月期CPI(消費者物価指数)の結果もみる必要はありますが、RBAは11月5日の次回会合で利下げを見送る可能性が高そうです。今回の失業率の結果は、豪ドルにとってプラス材料と考えられます。

ただし、失業率はRBAが賃金の伸びやインフレが加速するために必要と推計する4.5%を依然として大きく上回っています。失業率が4.5%に向けて低下を続けない限り、追加利下げの可能性は残りそうです。

*豪ドル/円のテクニカル分析は、本日17日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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