(AM) トランプ米大統領が対トルコ制裁を発表

2019/10/15 08:42

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・英国とEUは離脱協定案で合意できるか
・米国はトルコの鉄鋼製品への関税を引き上げへ
・米ドル/円は200日移動平均線に接近

(欧米市場レビュー)

14日欧米時間の外為市場では、英ポンドが弱含み。ポンドは一時、対米ドルで1.25米ドル台前半、対円で135.490円へと下落しました。ブレグジット(英国のEU離脱)の期限が10月31日に迫るなか、英国とEUが離脱条件で合意できるか不透明感があり、それがポンドの重石となりました。

(本日の相場見通し)

EU首脳会議が17-18日に開催されます。英国とEUはそこで新たな離脱協定案の妥結を目指して交渉を続けていますが、足もとの報道は楽観と悲観の双方が混在しています。英国とEUの交渉に関する報道に英ポンドが反応する展開になりそうです。

トルコリラは軟調に推移する可能性があります。トランプ米大統領は14日、シリアに侵攻したトルコに対する制裁を発表。トルコの鉄鋼製品への関税の税率を50%に引き上げるとともに、同国との通商交渉を停止すると表明しました。米国との関係悪化がリラの重石となるとみられます。リラ/円17.917円(6/20安値)が目先の下値メドになりそうです。

*ブレグジットや米中貿易協議、トルコ・シリア情勢について詳しくは、本日15日の『ファンダメ・ポイント』をご覧ください。

*トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

米ドル/円は伸び悩む可能性があります。約1カ月間にわたって108円台に入ると反落する展開が続いたうえ、109円付近には200日移動平均線(14日時点で109.051円に位置)が位置しているためです。テクニカル面から“売り(米ドル売り/円買い)圧力”が加わりやすいとみられます。

米ドル/円(日足。2019/6/12~)

(出所:M2JFXチャート)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。