(PM) NZ中銀は11月に利下げか

2019/10/02 16:09

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・NZの9月企業信頼感指数が2008年4月以来の低水準
・自社業績指数も2009年4月以来の低水準
・それらはNZ景気の低迷が続くことを示唆
・市場は11月のRBNZ(NZ中銀)会合での利下げを約9割織り込む

一昨日(9/30)、NZの9月NBNZ企業信頼感指数が発表されました。結果はマイナス53.5と、8月のマイナス52.3から悪化。2008年4月以来の低水準を記録しました。

また、自社業績指数(自社の事業活動に対する見通しを示す指標)もマイナス1.8と、2カ月連続でマイナスとなり、2009年4月以来の低水準でした。

企業は景気が先行き悪化すると予想した場合、雇用や投資を抑制する傾向があります。RBNZ(NZ中銀)が8月に実施した大幅な利下げ(0.50%)は、企業景況感の弱さが一因でした。

今回の企業信頼感指数や自社業績指数の結果は、8月の利下げが企業景況感の改善につながっていないことを示したと言えます。

RBNZは9月25日の声明で(この会合では政策金利を据え置き)追加利下げを示唆したものの、その時期については手掛かりを提供しませんでした。ただ、企業信頼感指数や自社業績指数の結果によって、RBNZは次回11月13日の会合で追加利下げに踏み切る可能性が高まったと思われます。OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場は11月の利下げの確率を9割程度織り込んでいます。

RBNZの11月利下げ観測を背景に、NZドルは上値が重い展開になりそうです。今後、NZドル/米ドル0.61959米ドル(10/1安値)を下回り、NZドル/円66.202円(8/26安値)に迫る可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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