(AM) 9月29日、英保守党大会開始

2019/09/27 08:44

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・中国外相が米国からの輸入を拡大する用意があると発言
・米中貿易協議進展への期待は高まるか
・9月29~10月2日、英保守党大会開催
・党大会で保守党内の混乱が浮き彫りになれば、英ポンド安進行も

(欧米市場レビュー)

26日欧米時間の外為市場では、米ドルが強含み。一時、米ドル/円は107.924円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.09081米ドル、豪ドル/米ドルは0.67379米ドルへと下落しました。月末・四半期末に伴うポジション調整が中心との見方があります。

BOM(メキシコ中銀)は0.25%の利下げを決定。政策金利を8.00%から7.75%に引き下げました。決定は3対2で下され、反対した2名は0.50%の利下げを主張しました。メキシコペソはBOMの利下げに対して反応薄でした。

(本日の相場見通し)

王毅・中国外相は昨日(26日)、「中国は、国内市場で必要とされる産品の購入を拡大する用意がある」と語りました。トランプ米大統領が求める米国産農産物の輸入拡大に中国が前向きな姿勢を示したことで、市場では米中貿易協議進展への期待が高まるかもしれません。その場合、米ドル/円やクロス円は底堅く推移する可能性があります。ムニューシン米財務長官は、10月第2週に米中の閣僚級による貿易協議が行われるとの見通しを示しています。米中貿易摩擦に関する報道に引き続き注意は必要です。

米ドル/円は9月12~20日にかけて108円台に乗せる場面があったものの、それは長続きしませんでした。そのため、108円台に入ると“売り(米ドル売り/円買い)圧力”が強まるとみられ、伸び悩む可能性があります。


(出所:マネースクエアFXチャート)

英保守党(与党)大会9月29日から10月2日まで開催される予定です。ジョンソン首相は26日、保守党大会のため議会(下院)を10月3日まで休会にすることを提案したものの、議会はそれを否決しました。通常は反対されることのない恒例の党大会開催に伴う休会さえも、ジョンソン首相は議会に拒否された格好です。

党大会最終日の10月2日にはジョンソン首相の演説(党首演説)が予定されています。ただ、通常毎週水曜日は議会で党首討論が行われるため、保守党大会は短縮される可能性もあります。

党大会で保守党内の混乱が浮き彫りになれば、英ポンドに対する下押し圧力は一段と強まるとみられ、ポンド/円130.000円(心理的節目)に向けて下がる可能性があります。

*ポンド/円のテクニカル分析は、本日27日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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