(AM) 英議会再開も、再び混乱!?

2019/09/26 08:48

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・英首相は野党に総選挙の実施を要求
・労働党(最大野党)党首は“EU離脱の延期が決まれば総選挙に同意する”と発言
・英政局の混乱は英ポンドにとってマイナス材料
・メキシコ中銀は追加利下げを示唆するか

(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外為市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は107.849円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.09361米ドル、豪ドル/米ドルは0.67393米ドル、NZドル/米ドルは0.62585米ドルへと下落しました。米国の8月新築住宅販売件数が年率71.3万件と、市場予想の66.0万件を上回り、米ドルの支援材料となったほか、月末・四半期末に伴うポジション調整との見方もあります。

英ポンドは対米ドルで1%超下落し、対円(ポンド/円)も一時132.798円へと値を下げました。EU離脱をめぐる英政局の混乱がポンドに対する下押し圧力となりました。

(本日の相場見通し)

英下院(議会)が昨日(25日)再開しました。

ジョンソン首相は野党に対して「政府の邪魔をせずにEU離脱を見守るか、不信任案を提出して総選挙を実施すべきだ」と発言。一方、コービン労働党(最大野党)党首はEU離脱の延期が決まった後に総選挙に同意するとしました。

英国では議会を解散するためには内閣不信任案が可決されるか、下院(定数350)で3分の2以上の賛成が必要です。ジョンソン首相はEU離脱をめぐる行き詰まりを総選挙によって打開したい意向。今月に入り、解散総選挙の動議を2回提出しましたが、いずれも否決されました。

ブレグジット(英国のEU離脱)が10月31日に迫るなか、英政局の混乱は英ポンドにとってマイナス材料です。政局の混乱が続く場合、ポンドには下押し圧力が加わりやすいとみられます。

本日はBOM(メキシコ中銀)が政策金利を発表します(日本時間では27日03:00)。市場は0.25%の利下げが決定されると予想しており、その通りの結果になれば声明で追加利下げが示唆されるのかが焦点になりそうです。追加利下げが示唆された場合、メキシコペソが弱含む可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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