(AM) 英最高裁は議会閉会を違法と判断。本日25日に英議会再開

2019/09/25 08:25

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・英議会の再開が早まったことで、“合意なき離脱” 回避のための時間的余裕が増しそう
・英政局が混乱する可能性も。政局の動向に要注意

(欧米市場レビュー)

24日欧米時間の外為市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は106.952円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.10209米ドル、NZドル/米ドルは0.63264米ドルへと上昇しました。米国の9月消費者信頼感指数の弱い結果や、ペロシ米下院議長がトランプ大統領の弾劾訴追に向けた審議開始を発表するとの報道が、米ドルの重石となりました。消費者信頼感指数の結果は125.1と、市場予想の133.5を下回りました。

(本日の相場見通し)

英最高裁は昨日(24日)、ジョンソン首相が9月10日から10月13日まで約5週間にわたる議会閉会を決めたことについて“違法”との判決を下しました。これを受けてバーコウ下院議長は25日11:30(日本時間19:30)に議会を再開すると表明しました。

議会の再開が早まったことで、10月31日の“合意なき離脱”を回避するための時間的な余裕が増すと考えられます。そのことは英ポンドにとってプラス材料になりそうです。

一方、英政局が混乱する可能性があります。野党はジョンソン首相に対して辞任を求める圧力を強めるとみられます。また、議会が再開されたとしても、ジョンソン首相がすぐにまた閉会する可能性も指摘されています。英政局の動向には注意が必要であり、政局が混乱した場合には英ポンドは軟調に推移しそうです。

英ポンド/円の目先のメドとして、上値が135.743円(9/20高値)、下値は132.279円が挙げられます。132.279円は、126.675円(9/3安値)から135.743円(9/20高値)への上昇幅9.068円に対して38.2%下落した水準です(フィボナッチ参考)。

本日(25日)は、RBNZ(NZ中銀)が政策金利を発表します(日本時間11:00)。政策金利は現行の1.00%に据え置かれるとみられ、焦点は“近い将来の利下げが示唆されるのか?”になりそうです。*RBNZ政策金利については、24日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


topへ