(AM) 米FOMCや日銀会合が終わり、いったん落ち着くか!?

2019/09/20 08:33

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・“合意なきEU離脱”への懸念が後退
・SARB(南アフリカ中銀)は政策金利を据え置く一方、インフレやGDP成長率見通しを下方修正

(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外為市場では、英ポンドが上昇。ポンド/円は一時、135.486円へと値上がりしました。ユンケル欧州委員長がブレグジット(英国のEU離脱)について「合意は可能」と語ったことで、市場では“合意なき離脱”への懸念が後退し、ポンドを押し上げました。

BOE(英中銀)は金融政策の現状維持を決定。それに対する市場の反応は限定的でした。

SARB(南アフリカ中銀)は政策金利を6.50%に据え置くことを全会一致で決定。一方で、2019年のインフレ率(CPI上昇率)見通しを下方修正し、2020年と2021年のGDP成長率見通しを引き下げました。

インフレ率とGDP成長率見通しは以下の通りです。
( )は7月時点の見通し
<インフレ率>
・2019年:4.2%(4.4%)
・2020年:5.1%(5.1%)
・2021年:4.7%(4.6%)

<GDP成長率>
・2019年:0.6%(0.6%)
・2020年:1.5%(1.8%)
・2021年:1.8%(2.0%)

(本日の相場見通し)

FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合が終了し、足もとの材料がいったん出尽くした感があります。ただし、ブレグジットや米中貿易摩擦に関する報道、そして中東情勢に引き続き注意は必要です。

本日(20日)は、カナダの7月小売売上高が発表されます(日本時間21:30)。それが市場予想(総合:前月比+0.6%、除自動車:同+0.3%)と大きく異なる結果になれば、カナダドル絡みの通貨ペアが反応しそうです。カナダドル/円200日移動平均線(19日時点で82.152円水準に位置)が上値メド、80.000円(心理的節目)が下値メドになりそうです。

米ドル/円英ポンド/円ユーロ/円の目先の上下メドとして、以下の水準が挙げられます。
<米ドル/円>
・108.470円(9/18高値)
・107.500円(9/16安値)

<英ポンド/円>
・135.649円(9/18高値)
・133.882円(9/16安値)

<ユーロ/円>
・119.967円(9/13高値)
・118.666円(9/16安値)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。