(AM) 米FRBは利下げに踏み切る。日銀は!?

2019/09/19 08:41

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米FOMCは追加利下げを明確に示唆せず
・FOMC参加者による政策金利見通しの中央値は“年内据え置き”
・日銀の追加緩和の有無。追加緩和を決定すればサプライズになりそう

(欧米市場レビュー)

18日欧米時間の外為市場では、米ドルが強含み。一時、米ドル/円は108.470円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.10126米ドル、豪ドル/米ドルは0.68127米ドル、NZドル/米ドルは0.62954米ドルへと下落しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)では0.25%の利下げが決定されたものの、追加利下げが明確に示唆されず、それが米ドルを下支えしました。

(本日の相場見通し)

FRB(米連邦準備理事会)はFOMCで0.25%の利下げを決定、政策金利を1.75~2.00%に引き下げました。利下げは2会合連続で、市場の予想通りの結果でした。

パウエルFRB議長は会見で、「景気が実際に下向けば、一段の追加利下げが適切となる」としながらも、「FRBはあらかじめ決められた軌道には乗っていない」と強調。また、FOMC参加者17人による政策金利見通しは“年内据え置き”が中央値でした。ただし、見通しは大きく割れており、FOMC内で意見の相違がみられることが浮き彫りとなりました。

*FOMCについて詳しくは、本日19日の『ファンダメ・ポイント』をご覧ください。

政策金利見通しを受けて、市場では“FRBの利下げはいったん打ち止め”との観測が高まるとみられ、米ドルは堅調に推移しそうです。

本日(19日)は、日銀の金融政策決定会合が開催されます(結果発表は通常正午頃)。会合では追加緩和の是非について議論されるとみられますが、足もとで外為市場が落ち着いていることから、追加緩和は見送られそうです。ただ、FRBやECB(欧州中銀)に追随して日銀も追加緩和に踏み切る可能性も排除できません。追加緩和が決定された場合はサプライズとなり、円安が進行しそうです。

米ドル/円の目先の上値メドとして、109.000円(心理的節目)、そして109.300円水準(8/1高値&200日移動平均線が位置)が挙げられます。

本日はまた、SARB(南アフリカ中銀)も政策金利を発表します(日本時間22:00過ぎ)。その結果に南アフリカランドが反応する可能性があるため、注目です。*SARBの政策金利発表については、18日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。