(PM) 19日のSARB政策会合にランドが反応も!?

2019/09/18 14:56

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・政策金利は現行の6.50%に据え置かれそう
・追加利下げが示唆されるかが焦点

19日、SARB(南アフリカ中銀)が政策金利を発表します(日本時間22:00過ぎ)。SARBは7月の前回会合で0.25%の利下げを実施。現在の政策金利は6.50%です。

政策金利は今回、据え置かれそうです。南アフリカ経済が4-6月期に持ち直した(GDPは前期比年率+3.1%)ことや、南アフリカランドが今後下押し圧力を受ける可能性もあるためです。ムーディーズは11月1日に南アフリカの格付けを見直す予定であり、そこで格下げが行われれば、ランド安が進行するおそれがあります。

市場は政策金利の据え置きを予想しており、関心は声明やクガニャゴ総裁の会見で“追加利下げが示唆されるのか”へと移りつつあります。SARBは前回会合で利下げを行う一方、追加利下げに慎重な姿勢を示しました。慎重な姿勢が今回も維持されれば、南アフリカランドにとってプラス材料になりそうです。

ただし、SARBはいずれ追加利下げが必要になるかもしれません。南アフリカの7月CPI(消費者物価指数)は前年比+4.0%と、SARBのインフレ目標中央値である+4.5%を下回りました。また、経済は2四半期連続のマイナス成長こそ回避したものの、経済指標は先行きの低迷を示唆しています。8月の企業景況感指数(9/11発表)は約34年ぶりの低水準を記録し、失業率は依然として高水準(4-6月期は29.0%)です。こうした状況では、インフレ圧力は高まりにくいとみられます。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。