(AM) 利下げ決定か!? 米FOMCに注目!!

2019/09/18 08:31

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・供給をめぐる懸念が後退し、原油価格が反落
・市場の関心はFOMC(米連邦公開市場委員会)に移りそう
・市場では0.25%の利下げが決定されるとの見方が有力
・米FRB議長会見などで追加利下げが示唆されるか

(欧米市場レビュー)

17日欧米時間の外為市場では、ユーロが堅調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.10717米ドル、ユーロ/円は119.724円へと上昇しました。ドイツの9月ZEW景況感調査がマイナス22.5と、市場予想(マイナス37.0)以上に前月のマイナス44.1から改善し、ユーロの支援材料となりました。

カナダドルは弱含み。カナダドル/円は一時、81.417円へと下落しました。原油価格の反落が資源国通貨であるカナダドルの重石となりました。

(本日の相場見通し)

原油価格の代表的な指標である米WTI先物は昨日(17日)、大幅反落。前日比3.56ドル(5.7%)安の1バレル=59.34ドルで取引を終えました。アブドルアジズ・サウジアラビアエネルギー相が「サウジアラビアの原油供給は9月末までに攻撃前の水準に回復する」と表明。それを受けて、原油の供給をめぐる懸念が後退しました。

サウジアラムコ(サウジアラビアの国営石油会社)の石油施設2カ所が14日、イエメンの反政府武装組織フーシ派の無人機で攻撃されたことで、日量570万バレルの生産が停止。サウジアラビアの生産量が通常の水準に戻るには数カ月かかる可能性があるとの見方もありましたが、それほど時間がかからないとの見通しが示されたことで、原油価格は落ち着きを取り戻しそうです。

市場の関心は、FOMC(米連邦公開市場委員会)に移るとみられます(結果発表は日本時間19日03:00)。

FOMCでは0.25%の利下げが決定されるとの見方が市場で有力。その通りの結果になれば、声明やドットチャート、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会見で“追加利下げが示唆されるのか”が焦点になりそうです。それらがFRBの利下げが今回でいったん打ち止めとの観測を高める内容になれば、米ドルが上昇する可能性があります。米ドル/円108.363円(9/17高値)を超えて、109.000円(心理的節目)に接近するかもしれません。ユーロ/米ドル1.09813米ドル(9/17安値)が目先の下値メドになりそうです。

本日はまた、カナダの8月CPI(消費者物価指数)が発表されます(日本時間21:30)。それが市場予想と大きく異なる結果になれば、カナダドルが反応する可能性があります。市場予想は総合CPIが前年比+2.0%、共通値が同+1.9%です。

カナダドル/円200日移動平均線(17日時点で82.184円水準に位置)に上値を抑えられる展開が続いています。そのため、同移動平均線が上値抵抗線として市場で意識されそうです。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。