(AM) ユーロ圏とトルコの中銀会合に注目!!

2019/09/12 08:22

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・ECB(欧州中銀)は利下げを決定するとともに、フォワードガイダンスを強化しそう
・QE(量的緩和)の再開を決定するか
・TCMB(トルコ中銀)は利下げするとみられる。利下げ幅が焦点

(欧米市場レビュー)

11日欧米時間の外為市場では、ユーロが軟調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.09839米ドル、ユーロ/円は118.293円へと下落しました。ECB(欧州中銀)が12日の理事会で金融緩和策を決定するとの観測がユーロに対する下落圧力となりました。

カナダドルも弱含み。原油価格の下落が重石となり、カナダドル/円は一時、81.541円へと値を下げました。

(本日の相場見通し)

本日(12日)、ECB(欧州中銀)理事会が開催されます。結果発表は日本時間20:45、その後21:30からドラギ総裁が会見を行います。

理事会では、中銀預金金利(現在はマイナス0.40%)の引き下げ(=利下げ)を行うとともに、低金利政策の長期間の継続を確約するフォワードガイダンスを強化するとみられます。また、マイナス金利が銀行に及ぼす影響を軽減するための金利の階層化も検討されそうです。利下げ幅は0.10%との見方が市場で有力です。

QE(量的緩和)の再開については、ドイツ・フランス・オランダ・オーストリアなどが反対する姿勢を示しており、QE再開が決定されるかは微妙です。

ECB理事会の決定にユーロが反応しそうです。“ECBが大規模な金融緩和策を決定する”との観測がユーロの重石となっていたため、ECBの緩和策が市場の期待ほどではなかった場合、ユーロは上昇する可能性があります。その場合、ユーロ/米ドルは1.10822米ドル(9/5高値)を超え、ユーロ/円は119.129円(9/11高値)を上回るかもしれません。

*ユーロ/米ドルのテクニカル分析は、本日12日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

本日はまた、TCMB(トルコ中銀)が政策金利を発表します(日本時間20:00)。市場は利下げを確実視しており、関心は利下げ幅へと移っています。利下げ幅の市場予想中央値は2.50%ですが、予想は1.75~4.50%の範囲に広がっています。見方が割れているだけに、政策金利がどのような結果になってもトルコリラが反応する可能性はあります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。