(PM) トルコ大統領が利下げを要求

2019/09/09 16:35

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・エルドアン大統領が12日のTCMB(トルコ中銀)政策会合に言及。「金利は一段と下がると確信」
・エルドアン大統領はまた、政策金利は近く1桁に下がるとも発言
・市場の関心はTCMBの利下げ幅へ
・利下げ幅は2~3%との見方も

エルドアン・トルコ大統領は7日、「TCMBが12日に政策会合を開くが、(政策)金利は一段と下がると確信している」と発言。また、「金利の低下に伴い、インフレ率も下向く見通しだ」と述べ、さらに翌8日には「政策金利は近く1桁台に引き下げ、そうなればインフレ率も鈍化する」とも語りました。

TCMBは7月25日の前回会合で4.25%の利下げを実施。現在の政策金利は19.75%です。一方、トルコのCPI上昇率(消費者物価指数)は2018年10月に前年比+25%を超えましたが、その後鈍化傾向にあり、今年8月は+15.01%と、1年3カ月ぶりの低い伸びでした。

エルドアン大統領がTCMBに対して利下げ圧力を加えるなか、CPI上昇率が鈍化したこともあり、市場はTCMBが9月12日の次回会合で大幅な追加利下げに踏み切ると予想。関心は利下げ幅へと移っており、2.00~3.00%程度利下げするとの見方もあります。TCMBの政策決定にトルコリラが反応する可能性があり、要注目です。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。