(PM) NZドル:一段と下落圧力が加わりそう

2019/08/29 14:03

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・NZの企業信頼感指数は11年4カ月ぶりの低水準
・自社業績予想指数も10年4カ月ぶりにマイナス
・RBNZ(NZ中銀)の追加利下げの可能性が高まる

本日(29日)、NZの8月NBNZ企業信頼感指数が発表されました。結果はマイナス52.3と、7月(マイナス44.3)から悪化。2008年4月以来、11年4カ月ぶりの低水準を記録しました。

また、今後1年間の自社の事業活動に対する見通しを示す「自社業績予想指数」もマイナス0.5と、7月の+5から悪化。2009年4月以来、10年4カ月ぶりのマイナスとなりました。企業信頼感指数や自社業績予想指数の悪化は、米中貿易摩擦の激化が要因と考えられます。

企業は景気が先行き悪化すると予想した場合、雇用や投資を抑える傾向があります。そのため、企業信頼感指数などの悪化は、NZの景気低迷の長期化を示唆すると同時に、RBNZ(NZ中銀)による追加利下げの可能性も高まることを示します。

昨日(28日)の『デイリーフラッシュ(PM)』で指摘した通り、市場ではRBNZの年内利下げ観測が一段と高まりそうです。NZドルには下落圧力がさらに加わりやすくなるとみられ、NZドル/米ドル0.62310米ドル(2015/9安値)、NZドル/円66.202円(2019/8/26安値)に向けて下がる可能性があります。

なお、RBNZの年内会合は9月25日と11月13日の2回です。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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