(PM) 豪中銀議事録は“必要なら利下げする”と改めて表明

2019/08/20 14:04

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)議事録では、“利下げバイアスの維持”や“当面は状況を見守るとの姿勢”を再確認
・議事録は、金融政策の先行きについて新たな手掛かりを提供せず

RBA(豪中銀)は本日(20日)、8月6日の政策会合の議事録を公表。この会合では、政策金利を過去最低の1.00%に据え置くことが決定されました。

議事録は、「金融政策の設定のさらなる変更を検討する前に、世界や国内の経済情勢を評価することが適切だ」としたうえで、「“必要なら”一段の緩和(利下げ)を検討する」と表明。また、“超低金利やマイナス金利、国債買い入れなどの非伝統的な金融政策を導入した先進国の経験が会合で検証された”ことも議事録で明らかになりました。

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RBA議事録に豪ドルは反応薄でした。議事録では、RBAの“利下げバイアスの維持”や“当面は状況を見守るとの姿勢”が再確認されたに過ぎず、金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供されなかったためです。

豪州の失業率が高止まりし、米中貿易摩擦による世界景気の下振れリスクを踏まえると、 RBAは“いずれ追加利下げが必要になる”とみられます。豪失業率は、7月まで4カ月連続で5.2%。RBAは賃金の伸びやインフレが加速するためには、失業率が4.5%へ低下する必要があると推計しています。

RBAの追加利下げは、次回の金融政策報告が公表されるタイミングである11月とみられます(9月と10月は据え置く)。ただ、FRB(米連邦準備理事会)やECB(欧州中銀)が9月に利下げをすれば、豪ドルに対して上昇圧力が加わる可能性があります。その場合、RBAは10月に利下げに踏み切ることも考えられます。


(出所:リフィニティブより作成)

*豪ドル/円のテクニカル分析は、本日20日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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