(AM) 豪ドル/米ドルはレンジ内の動き

2019/08/20 08:58

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米ドル/円は107円に近づくと反落する展開続く。今回も同様の可能性あり
・本日20日、RBA(豪中銀)議事録公表。金融政策の先行きについて新たな材料が提供されるかに注目
・足もとの豪ドル/米ドルは、0.67米ドル台を中心に上下動

(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は106.663円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.10749米ドル、豪ドル/米ドルは0.67621米ドル、NZドル/米ドルは0.63918米ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、米ドルの支援材料となりました。

トルコリラは下落。対米ドルで一時約3週間ぶりの安値を記録しました。TCMB(トルコ中銀)が融資の伸び率が高い銀行を対象に預金準備率を引き下げたことで、リラに下落圧力が加わりました。

(本日の相場見通し)

昨日(19日)は、米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、NYダウも大幅高(前日比+249.78ドル)となりました。ドイツが新たな景気支援策を打ち出すとの期待も市場にはあります。それらを背景に、市場ではリスク回避の動きが後退しやすいとみられ、米ドル/円やクロス円は底堅く推移する可能性があります。

一方で、米ドル/円107円に近づくと反落する展開が続いています。そのため、107円近辺ではテクニカル面から“売り(米ドル売り/円買い)圧力”が強まると想定されます。足もとの米ドル/円は様々な材料で日々上下動しつつも、結局は105~107円のレンジ内の動きです。レンジの上下いずれかを抜けるには、強い材料が必要と考えられます。

本日は、RBA(豪中銀)議事録が公表されます(8/6開催分)。議事録では、“必要なら利下げを行う”との政策スタンスが再確認されるとともに、当面は状況を見守るとの姿勢が改めて示されそうです。

議事録でRBAの金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供されれば、豪ドルが反応する可能性があります。ただ、今月は6日の政策会合以降、金融政策報告が公表されてロウRBA総裁の議会証言が行われました(いずれも9日)。そのため、議事録で新たな手掛かりは提供されないかもしれません。その通りになれば、豪ドルに大きな反応はなさそうです。

豪ドル/米ドルは8月2日以降、0.67米ドル台を中心に上下動を繰り返しています。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録の公表を21日に控え、豪ドル/米ドルは引き続き方向感が出にくいとみられます。足もとのレンジ(0.67米ドル台を中心)内で推移しそうです。

豪ドル/米ドル(日足。2019/5/21~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

*豪ドル/円のテクニカル分析は、本日20日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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