(PM) メキシコペソの買い越しが高水準

2019/08/19 15:21

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米中貿易摩擦などメキシコペソのマイナス材料が散見
・ペソの買い越しは、依然として2013年前半並みの高水準
・ポジション解消が進むならば、ペソは下げ幅が大きくなる可能性も

足もとは、メキシコペソにとってマイナス材料が散見されます。米中貿易摩擦の行方は依然として不透明であり、世界景気をめぐる不確実性は増大。アルゼンチンペソ安が新興国通貨全体に波及するおそれがあります。

メキシコの4-6月期GDP確定値が8月23日に発表されます。速報値(前期比+0.1%)から下方修正された場合、メキシコの景気低迷が市場で改めて意識される可能性もあります。

8月16日にCFTC(米先物取引委員会)が13日(火)時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のポジション動向を発表。メキシコペソの対米ドルのポジションは117562枚の買い越しとなり、前週6日の122069枚から減少しました。

メキシコペソの買い越しは、2019年4月に一時156030枚へと拡大。その後は減少傾向にあるものの、依然として2013年前半並みの高水準です。ポジションが偏っているだけに、ポジションの解消が今後進むならば、ペソは下げ幅が大きくなる可能性があります。


*ネット(買いポジション-売りポジション)
(出所:リフィニティブより作成)

メキシコペソ/円は米ドル/円の影響も受けますが、目先の下値メドは5.270円(2018/6月安値)が挙げられます。その水準を下回った場合は、4.969円(2016/11月安値=最安値)が次のメドになりそうです。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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