(PM) 15日、メキシコ中銀が政策金利を発表へ。据え置きか、利下げか

2019/08/14 14:41

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・経済指標だけをみれば、BOM(メキシコ中銀)は利下げしてもおかしくない
・ただ、利下げすればメキシコペソに対する下落圧力が強まる可能性があるため、今回は据え置きか
・市場の見方は“据え置き”と“利下げ”で分かれる

BOMが15日に政策金利を発表します(日本時間では16日03:00)。その結果がメキシコペソの今後の動向に影響を与える可能性があり、注目です。

経済指標だけをみれば、利下げが行われてもおかしくありません。メキシコの4-6月期GDP成長率は前期比+0.1%にとどまり、かろうじて2四半期連続のマイナス成長(1-3月期はマイナス0.2%でした)を回避。7月CPI(消費者物価指数)は前年比+3.78%と、6月の+3.95%から鈍化しました。上昇率は3カ月連続で鈍化し、またBOMのインフレ目標の許容レンジ上限である+4%も2カ月連続で下回りました。

ただ、政策金利は今回据え置かれそうです。米中貿易摩擦をめぐる懸念などを背景に、メキシコペソが対米ドルで足もと軟調に推移しています。そのなかで、BOMが利下げに踏み切れば、ペソに対して一段と下落圧力が加わる可能性があるためです。ペソ安は輸入物価の上昇を通じてインフレ圧力を高めるおそれがあり、BOMはそれを警戒すると考えられます。今回は声明で利下げに向けての地ならしを行うだけにしそうです(そして9月26日の会合で利下げか)。

市場の見方は“据え置き”と“0.25%の利下げ”で分かれているため、いずれの結果になってもメキシコペソが反応しそうです。政策金利が据え置かれた場合、メキシコペソは堅調に推移する可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。