(AM) 人民元や主要国株価、NZ中銀政策金利に注目!!

2019/08/07 08:35

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・人民元の対米ドル基準値が元安方向に設定された場合、米中両国の対立への懸念が強まるおそれ
・主要国株価が大きく動けば材料になる可能性あり
・RBNZ(NZ中銀)は0.25%の利下げが予想され、追加利下げを示唆か

(欧米市場レビュー)

6日欧米時間の外国為替市場は、比較的落ち着いた展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね東京時間終盤の水準近辺で推移しました。

中国人民銀行が人民元の対米ドル基準値を6.9683元に設定。前日に比べて0.0458元の米ドル高・元安水準でした。ただ、市場の観測(7元台)ほど基準値が元安に設定されなかったことで、米中両国の対立への懸念が後退し、東京時間に円が反落(米ドル/円やクロス円は上昇)しました。その後、欧米時間に入ると、市場は動意薄でした。

(本日の相場見通し)

本日(7日)は引き続き、中国人民銀行の人民元の対米ドル基準値(日本時間10:15頃発表)と、それを受けた人民元の動向に注目です。

対米ドル基準値が7元台に設定された場合、中国は人民元安を容認(人民元安誘導している)との観測が高まる可能性があります。人民元安が進むとともに、米中両国の対立への懸念からリスク回避の動きが強まり、円高が進行する可能性があります。

主要国株価は足もとで変動が大きくなっています。NYダウや日経平均、上海総合指数などが大きく動いた場合、それも材料になる可能性はあります。株安はリスク回避要因です。

昨日の米ドル/円は、6月初めから約2カ月間にわたって続いたレンジ(107~109円)の下限近辺で反落しました。そのため、今度は107円水準が上値抵抗線として意識されるかもしれません。一方、下値は105.499円(8/6安値)がメドになりそうです。

米ドル/円(日足。2019/4/1~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

本日はまた、RBNZ(NZ中銀)が政策金利を発表します(日本時間11:00)。今回は声明に加えて、四半期に一度の金融政策報告が公表され、オア総裁の会見も行われます。

0.25%の利下げが決定されると予想され、今回は声明などで追加利下げが示唆されるのか?が焦点になりそうです。追加利下げが示唆されることは、NZドルにとってマイナス材料です。ただ、市場はそれを予想しているため、声明などがよほどハト派的な内容にならなければ、NZドルはそれほど下がらない可能性もあります。

*NZドル/円のテクニカル分析は、7日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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