(PM) 豪ドル:RBA政策金利に反応する可能性あり

2019/08/05 14:21

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・6日、RBA(豪中銀)が政策金利を発表。1.00%に据え置くとみられる
・必要なら利下げを行うとの姿勢に変化なしか
・豪GDP成長率や基調インフレ見通しを下方修正する可能性あり
・豪失業率見通しは上方修正か

明日(6日)、RBAが政策金利を発表します(日本時間13:30)。

これまでの利下げ(6月と7月に実施)の効果や、豪政府による減税の影響を見極めるため、政策金利は現行の1.00%に据え置かれそうです。

市場では“据え置き”との見方が有力。その通りの結果になれば、市場の関心は声明へと移ります。

声明では、「必要に応じて金融政策を調整(=利下げ)する」との姿勢は維持するとみられます。一方で、豪GDP成長率や基調インフレ率の見通しを下方修正し、失業率の見通しを上方修正する可能性があります。RBAは労働市場の動向を注視するとしているため、失業率の見通しは特に重要です。

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5月の声明で示された見通しは、以下の通りでした。
・GDP成長率:2019年と2020年は約2.75%
・失業率:今後1年程度は約5%で推移し、2021年には4.75%へ若干低下する
・基調インフレ率:2019年は1.75%、2020年は2%、その後は2%よりもやや高くなる
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市場では、RBAが“年内に追加利下げを行い、来年1-3月期にさらに利下げを行う”との見方が有力です。失業率などの見通しを含め、声明が利下げ観測を一段と高める内容になれば、豪ドルに対して下押し圧力が加わる可能性があります。

豪ドルはまた、米中貿易摩擦の行方主要国の株価動向にも注意が必要です。リスク回避の動きが強まることは、豪ドル安要因となり得ます。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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