(AM) 米FOMCに注目!! トルコ中銀はインフレ報告公表

2019/07/31 08:53

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・FOMC(米連邦公開市場委員会)では0.25%の利下げが決定されそう
・市場の関心は、FRB(米連邦準備理事会)の今後の金融政策へ。FOMC声明やFRB議長会見に注目
・TCMB(トルコ中銀)のインフレ報告や総裁会見にトルコリラが反応する可能性あり

(欧米市場レビュー)

30日欧米時間の外国為替市場では、 英ポンドが軟調に推移。ポンド/円は一時132円を割り込み、約2年8カ月ぶりの安値を記録しました。“合意なきブレグジット(英国のEU離脱)”への懸念が引き続きポンドに対する下落圧力となりました。

豪ドルNZドルも下落。それぞれ中銀(RBA、RBNZ)の利下げ観測が重石となり、いずれも対米ドルや対円で値を下げました。

(本日の相場見通し)

本日、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます(日本時間では8/1の03:00)。

0.25%の利下げが決定されるとみられ、その通りになれば市場の関心は、利下げが“今回限りに終わるのか”それとも“今後も続ける可能性があるのか”へと移ります。

市場ではFRBが今後追加利下げを行うとの見方が有力。CMEグループのFEDウォッチによると、市場は7月に加え、年内にあと1回以上利下げする確率を約87%織り込み、2回以上の利下げも約50%織り込んでいます。

FOMCの声明やパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会見で、利下げを継続する可能性が示された場合、市場の追加利下げ観測は一段と高まり、米ドルが下落する可能性があります。

米ドル/円は約2カ月間にわたり、おおむね107~109円のレンジで上下動を繰り返してきました。パウエル議長の会見などがレンジの上下いずれかを抜けるきっかけになるかもしれません。

*米ドル/円のテクニカル分析は、31日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

本日はまた、TCMB(トルコ中銀)がインフレ報告を公表し、7月6日に就任したウイサル総裁が会見を行います。市場の関心がTCMBの今後の利下げペースへと向くなか、その手掛かりが総裁会見で提供されればトルコリラが反応する可能性があります。トルコリラ/円200日移動平均線(7/30時点で19.850円水準)に近づくにつれて利益確定売り圧力が強まりそうです。

アルバイラク・トルコ財務相は昨日(7/30)、「(TCMBは)利下げサイクルに突入し、大幅な追加利下げを行うと予想している」と表明。また、「中銀は経済指標に基づいて金融政策を決定する」とも語りました。利下げを拒否したとしてエルドアン大統領はチェティンカヤ前TCMB総裁を7月6日に解任。市場では、TCMBの独立性をめぐる懸念が根強くあります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。