(PM) メキシコ中銀の利下げ観測は高まる可能性も

2019/07/30 14:08

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・BOM(メキシコ中銀)は利下げへと傾く
・メキシコの4-6月期GDPが31日に発表。2四半期連続のマイナス成長か
・マイナス成長になればBOMの利下げ観測が一段と高まり、ペソ安材料になりそう
・メキシコ大統領が利下げを求めたことも市場で意識されるかも

BOM(メキシコ中銀)は2018年12月に“利上げ”を実施。その後は4会合連続で政策金利を8.25%に据え置いています。

他の多くの中銀と同様、BOMも利下げへと傾いているようです。6月27日の前回会合では今年初めて全会一致が崩れ、5人の政策メンバーのうち、1人が0.25%の利下げを主張。また、据え置きに賛成した1人は、「インフレ率の鈍化が続けば比較的早期に利下げを行う必要があるかもしれない」との見解を示しました。

メキシコの4-6月期GDP速報値が明日(7/31)発表されます。市場では1-3月期(前期比マイナス0.2%)に続いて、4-6月期もマイナス成長との予想があります。その通りの結果になれば、メキシコ景気への懸念やBOMの利下げ(9月?)観測が一段と高まり、メキシコペソ安材料になりそうです。BOMの次回会合は8月15日、その次は9月26日です。

ロペスオブラドール・メキシコ大統領がBOMに利下げを求めました。市場はそれも意識する可能性があります。ロペスオブラドール大統領は29日、「中銀がインフレに焦点を当てるのは悪いことではなく、独立性は尊重する」としながらも、「経済成長を促進するために利下げをすることが重要だ」と語りました。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。