(PM) 豪ドル:31日発表の豪CPIに注目!!

2019/07/29 14:33

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)はいずれ追加利下げすると市場は予想。関心は利下げの時期へ
・豪CPI(7/31)が弱い結果になれば、8月利下げ観測が高まりそう。豪ドルに対して下落圧力が加わる可能性あり

RBAは6月と7月の2カ月連続で利下げを実施し、今後については“必要なら”追加利下げを行うとの姿勢です。一方、市場は“いずれ追加利下げが必要になる”と予想しており、関心は“次の利下げがいつになるのか?”に向いています。

豪ウエストパック銀行(豪4大銀行のひとつ)は7月24日、追加利下げ時期の予想を11月から10月に早めました。それを受けて豪ドルに対して下落圧力が加わり、豪ドル/米ドルや豪ドル/円は先週、約1カ月ぶりの安値を記録しました。

豪州の4-6月期CPI(消費者物価指数)が7月31日に発表されます。

市場予想は、総合CPIとトリム平均値のいずれも前年比+1.5%。総合CPIは1-3月期の+1.3%から上昇率が若干高まるものの、RBAの目標下限の+2%を依然として大きく下回り、トリム平均値(1-3月期は+1.6%)は目標下限からさらに離れるとみられています。

RBAの次回の政策会合は8月6日。6月と7月の利下げの効果を見極めるため“政策金利を据え置く”との見方が市場では有力です。OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場が織り込む8月の据え置きの確率は70.4%(利下げは29.6%)です。

ただ、CPIが弱い結果になれば、8月の利下げ観測が高まり、豪ドルへの下落圧力はさらに強まる可能性があります。米FOMCの結果(米東部時間7/31発表。日本時間では8/1)にも影響を受けそうですが、豪ドル/米ドル0.68323米ドル(6/18安値)に向けて下がる可能性があります。豪ドル/円73.885円(同)が目先の下値メドになりそうです。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。