(PM) RBA総裁が25日に講演

2019/07/24 15:41

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場ではRBA(豪中銀)の政策金利は当面据え置きとの見方が有力
・25日のRBA総裁の講演で、金融政策についての発言があれば豪ドルが反応しそう
・豪ドル/米ドルは200日移動平均線が重要!?

RBAは6月と7月の2カ月連続でそれぞれ0.25%の利下げを実施し、現在の政策金利は過去最低の1.00%です。

RBAは金融政策運営において「労働市場の動向を注視する」と表明。“賃金の伸びやインフレ圧力が加速するためには、失業率が4.5%へと低下する必要”があるとの見方を示しています。

豪州の6月失業率は5.2%と、依然として4.5%を大きく上回っており、RBAが今後追加利下げを行う可能性は残っています。

ただ、6月の失業率が5月の5.2%から横ばい(上昇しなかった)だったため、市場ではRBAは政策金利を当面据え置く(6月と7月の利下げの効果を見極める)との見方が有力です。OIS(翌日物金利スワップ)によると、市場は次回8月6日の会合で政策金利が据え置かれる確率を73.2%(利下げは26.8%)織り込んでいます。

ロウRBA総裁が明日(25日)、シドニーで講演します(テーマは『インフレターゲティングと経済厚生』)。ロウ総裁が講演を行うのは、7月18日に6月の失業率が発表されて以降初めてです。講演でRBAの金融政策の先行きに関する発言があれば、それに豪ドルが反応しそうです。

日足チャートをみると、豪ドル/米ドル200日移動平均線近辺で反落する展開が続いており、今回の反発局面でもそれに上値をいったん抑えられた格好です。そのため、市場では200日移動平均線(7/23時点で0.70883米ドル)が上値メドとして意識されて、その水準に近づく場面では利益確定売り圧力が強まるとみられます。200日移動平均線より上に定着すれば、テクニカル面から上昇圧力が加わりやすくなる可能性があります。

豪ドル/米ドル(日足。2018/11/2~)

(出所:マネースクエアFXチャート)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。