(PM)豪ドル:18日発表の雇用統計が重要!!

2019/07/17 15:56

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)は労働市場の動向を注視
・6月と7月の利下げは、失業率の低下を後押しすることが狙い
・失業率の上昇は、追加利下げを促す要因

明日(18日)、豪州の6月雇用統計が発表されます(日本時間10:30)。

RBA(豪中銀)は7月2日の会合で6月に続いて0.25%の利下げを決定。声明では、労働市場の動向を注意深く監視し、必要なら利下げを行うとの方針が示されました。そのため、雇用統計の結果は政策の重要な判断材料になると考えられます。

RBAは雇用統計において失業率を特に重視しており、6月と7月の利下げは失業率の低下(改善)を後押しすることが狙いでした。失業率は2019年2月の4.9%を底に上昇(悪化)傾向にあり、5月は5.2%。RBAは“インフレが加速するためには、失業率が4.5%へと低下する必要がある”との見方を示しています。

2カ月連続で利下げしたため、RBAはその効果を当面見極めると考えられます。明日発表の6月失業率が5月の5.2%から上昇しなければ(低下しなくても)、政策金利は8月6日の次回会合で据え置かれる可能性が高いとみられます。市場ではRBAの利下げ観測が後退し、豪ドルの支援材料となりそうです。目先の上値メドとして、豪ドル/米ドル200日移動平均線(7/16時点で0.70901米ドル水準に位置)、豪ドル/円76.249円(7/1高値)が挙げられます。

なお、市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が織り込む、8月の利下げの確率は26.5%(据え置きは73.5%)です。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。