(PM)豪中銀は2カ月連続で利下げ

2019/07/02 15:27

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪準備銀行、中銀)は政策金利を0.25%引き下げ
・声明は追加利下げを明確には示唆しなかったものの、追加の可能性は残る!?
・RBA総裁が今夜講演。金融政策の先行きについて新たな材料が提供されるか

RBAは本日(2日)、2カ月連続の利下げを決定。政策金利を1.25%から過去最低の1.00%へと引き下げました。

声明では、利下げの理由を6月と同様に「雇用の伸びを支え、インフレが中期目標と一致するとの確信を高めるため」と説明しました。

声明は労働市場について、「雇用の伸びは引き続き堅調」との見方を示す一方、「最近の労働市場では余剰能力が一段と活用される状況はほとんど見られていない」と指摘。経済の余剰能力の削減はあまり進んでいないとの見方を示しました。

声明の最終段落は、「本日の利下げの決定は、経済の余剰能力を一段と活用するのを助けるだろう。また、(利下げは)より迅速な失業削減を支援し、インフレ目標に向けた進展をいっそう確実なものにする」としたうえで、「理事会は労働市場の動向を引き続き注意深く監視し、経済の持続可能な成長と長期的なインフレ目標の達成を支えるために必要に応じて金融政策を調整する」でした。

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声明は、追加利下げを明確には示唆しませんでした。ただ、「労働市場では余剰能力が一段と活用される状況はほとんどみられていない」と引き続き指摘し、持続可能な成長やインフレ目標の達成に向けて「必要に応じて金融政策を調整する」と改めて表明されました。それらを踏まえると、今後追加利下げが行われる可能性があります。

本日は政策会合とは直接関係なくロウRBA総裁が講演を行う予定です(日本時間18:30)。市場ではRBAの次の利下げは11月との観測があります。本日の利下げでは経済成長や失業率の改善には不十分との見方を示すなど、ロウ総裁の講演が市場の追加利下げ観測を一段と強める内容になった場合、豪ドルが下落する可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。