(AM)豪中銀の政策金利、米株価動向に注目

2019/07/02 08:43

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場ではRBA(豪中銀)は利下げするとの見方が有力。ただ、据え置きとの見方もあり
・米国株が一段と上昇するか。上昇すれば円安圧力が加わりやすい可能性も!?
・米国が対EUの追加関税の対象品目を公表したとの報道

(欧米市場レビュー)

7月1日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は108.449円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.12786米ドル、豪ドル/米ドルは0.69561米ドル、NZドル/米ドルは0.66600米ドルへと下落しました。米国の6月ISM製造業景況指数が51.7と、市場予想の51.0を上回ったほか、米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、米ドルの支援材料となりました。

トルコリラも上昇。トルコリラ/円は一時、19.179円へと値上がりしました。エルドアン・トルコ大統領が6月29日のトランプ米大統領との会談終了後、「トランプ大統領から(トルコに対する)制裁はないと直接聞いた」と語ったことが、トルコリラの上昇要因となりました。

(本日の相場見通し)

本日、RBA(豪中銀)が政策金利を発表します(日本時間13:30)。市場では 、“0.25%の利下げ”が決定されるとの見方が有力ですが、RBAは8月に金融政策報告を公表することから“今回は据え置く”との見方も根強くあります。いずれの見方もあるため、政策金利の結果や声明の内容に豪ドルが反応しそうです。*RBAの政策金利については、1日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

*豪ドル/米ドルのテクニカル分析は、2日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください

昨日(7/1)、米国の代表的な株価指数であるNYダウが最高値を一時更新し、S&P500は終値で最高値を記録しました。トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が通商協議を再開することで合意し、米国がファーウェイ(中国の通信機器大手)に対する制裁を一部緩和したことが好感されました。

昨日NY時間の外為市場では、米ISM製造業景況指数の結果が材料視されました。ただ、本日は米国の主要経済指標の発表が予定されていないため、市場の関心は米国株の動向に向かう可能性があります。米国株が一段と上昇すれば、円安圧力が加わりやすいと考えられます。米ドル/円108.758円(6/11高値)が上値メドとして挙げられます。

“USTR(米通商代表部)が、EUのエアバス(欧州の航空機メーカー)への補助金に対する報復措置として40億米ドル相当の追加関税の対象品目を公表した”との報道があります。市場は米欧の貿易摩擦を意識する可能性もあり、その場合にはリスク回避の動きが強まるかもしれません。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。