(PM)NZ中銀は政策金利を据え置き。8月に利下げか

2019/06/26 14:58

デイリーフラッシュ

RBNZ(NZ準備銀行、中銀)は本日(26日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

声明は「世界経済の見通しの悪化や国内の成長低迷のリスクを踏まえると、いずれOCR(政策金利)の引き下げが必要になる可能性もある」と指摘。また、議事録では、今回の会合で利下げを行うメリットについても議論し、最終的に今回は据え置くとの判断に至ったことが判明しました。

声明や議事録では追加利下げの時期について示されませんでしたが、追加利下げは8月7日の次回会合で実施される可能性が高そうです。RBNZは3月の会合時に“次のOCRの方向性は下向きの可能性が高い”と表明し、続く5月の会合で利下げを行いました。今回の“利下げが必要になる可能性もある”との文言は、3月以上に強い表現に感じられます。また、今回の声明では世界経済について、「見通しは弱まり、貿易活動に関連するリスクが強まった」と指摘され、「世界経済の軟化がNZに影響を与えている」との見方が示されました。そのうえ、8月は四半期に一度の金融政策報告や総裁会見が実施されるタイミングです。

RBA(豪中銀)やFRB(米連邦準備理事会)が7月に利下げを行った場合、RBNZが8月に利下げを行う可能性は一段と高まるとみられます。RBNZが政策金利を据え置くことで、NZドルに対して上昇圧力が加わりかねないからです。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。