(AM)米中首脳会談が来週開催。米FOMCに注目!!

2019/06/19 08:31

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米中首脳はG20大阪サミット(6/28-29)に合わせて会談することで合意
・米中通商協議への期待から、円や米ドルは上値が重い展開になりそう
・本日19日、米FOMCの結果発表。年内複数回の利下げ観測が高まれば、米ドル安進行も

(欧米市場レビュー)

18日欧米時間の外国為替市場では、ユーロが軟調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.11797米ドル、ユーロ/円は121.041円へと下落し、いずれも約2週間ぶりの安値を記録しました。ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が「見通しが改善せず、インフレ率が持続的に目標に戻る動きが脅かされる場合は、追加的な刺激策が必要になる」と述べたことが、ユーロ安材料となりました。

米ドルも弱含み。米ドル/円は108円台前半を中心に“もみ合い”となった一方、豪ドル/米ドルは0.68776米ドル、NZドル/米ドルは0.65383米ドル、豪ドル/円は74.601円、NZドル/円は70.859円へと上昇しました。トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が電話会談で、G20大阪サミット(6/28-29)に合わせて会談することで合意したことを受けて、リスク回避の動きが後退し、円や米ドルの重石となりました。

英保守党党首選の第2回投票では、313票のうちジョンソン前外相が126票を獲得して首位。2位のハント外相が46票でした。第3回投票は本日(19日)実施されます。

(本日の相場見通し)

米中首脳会談が来週行われることが決まりました。また、首脳会談に先立ち、両国の交渉団は通商問題について事前協議を行います。米中通商協議への期待からリスク回避の動きが後退しやすいとみられ、円や米ドルは上値が重い展開が想定されます。クロス円や豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは底堅く推移しそうです。

ただ、本日はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます(日本時間では20日03:00)。市場の関心は次第に米中通商協議からFOMCへと移りそうです。

政策金利は現行の2.25~2.50%に据え置かれるとみられます。注目は、声明の内容やパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会見、FOMC参加者による政策金利見通し。それらが年内複数回の利下げ観測を補強するものになれば、米ドル安が進行する可能性があります。米ドル/円は108円を割り込むかもしれません。なお、CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物市場が17日時点で織り込む、利下げの確率は6月(本日)が20.0%、7月が86.5%です。

*FOMCについては、18日のファンダメ・ポイント『米FOMCの注目点、7月利下げの「地ならし」?』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。