(PM)RBA議事録:追加利下げを示唆

2019/06/18 14:00

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA議事録は、「政策の一段の緩和が適切となる可能性の方が高い」と表明
・追加利下げは、労働市場の動向が鍵を握ることを示す
・RBA総裁が20日に講演。追加利下げのタイミングについてヒントは示されるか

RBA(豪準備銀行、中銀)は、0.25%の利下げを決定した6月4日の会合の議事録を本日(18日)公表しました。

議事録は6月の利下げについて、「労働市場の余剰能力の縮小に寄与し、雇用の拡大をもたらすとともに、インフレが目標レンジ内に戻るとの信頼感を高めるだろう」と説明しました。

議事録はまた、「政策の一段の緩和が適切となる可能性の方が高い」と指摘。さらに、追加利下げが適切かどうかを評価するうえで、「労働市場の動向が特に重要」との見方を示しました。

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RBA議事録では、追加利下げの可能性が示されました。市場ではすでに追加利下げ観測がありましたが、議事録はその観測を一段と強めるものと言えそうです。

市場の関心は“いつ追加利下げが行われるのか?”へと移るとみられます。ロウRBA総裁が20日に講演を行います(テーマ「労働市場と余剰能力」)。そこで、追加利下げのタイミングについてヒントが示された場合、豪ドルが反応する可能性があります。

なお、RBAは完全雇用の失業率を約4.5%と推計し、「インフレ率が目標レンジ内に戻るためには、失業率が4.5%へ低下する必要がある」との見方を示しています。そのため、失業率が4.5%に接近しない限り、RBAの利下げ観測は市場でくすぶり続けるとみられます。豪州の5月失業率は5.2%でした。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。