(PM)豪中銀の7月利下げ観測が高まる可能性も

2019/06/13 13:15

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・豪州の失業率は横ばい
・雇用者数は大幅に増加したものの、パートタイム雇用者の増加が主因。ヘッドラインが示すほど強い結果ではなさそう

豪州の5月雇用統計が本日(13日)発表され、結果は失業率が5.2%、雇用者数が前月比4.23万人増でした。

失業率は、市場予想(5.1%)に反して4月から横ばい。雇用者数は市場予想の+1.75万人増を上回りました。ただし、雇用者の内訳をみると、パートタイム雇用者が3.98万人増加した一方、フルタイム雇用者の増加は0.24万人にとどまりました。雇用増はパートタイム雇用者の増加が主因であり、そのため賃金上昇圧力の高まりにはつながりにくいとみられます。そのうえ、今回の雇用統計には5月の豪総選挙に関連した一時的な雇用も多く含まれていると考えられます。雇用者数の結果は、ヘッドラインが示すほど強くなさそうです。

RBA(豪準備銀行、中銀)の次回政策会合は7月2日。市場ではそこで追加利下げに踏み切るとの観測もあります。今回の雇用統計は、7月の利下げ観測を後押しする可能性があります。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。