(PM)豪ドルは13日の豪雇用統計が重要!?

2019/06/12 14:25

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)の追加利下げの有無は、労働市場の動向が鍵を握るとみられる
・一時的な要因によって、雇用統計は市場予想よりも良好な結果になる可能性も。その場合、豪ドルの上昇要因になり得る

豪州の5月雇用統計が13日に発表されます(日本時間10:30)。

RBA(豪準備銀行、中銀)は6月4日の会合で0.25%の利下げを実施。声明では、労働市場の動向を注意深く監視する方針を示しました。そのため、雇用統計の結果はRBAの金融政策において重要な判断材料になると考えられます。

今回の市場予想は、失業率が5.1%、雇用者数が前月比1.60万人増です。豪州では5月に総選挙が実施されました。それに伴う一時的な雇用に押し上げられて、雇用統計は市場予想に比べて良好な結果になる可能性もあります。そうなれば豪ドルの上昇要因になり得ます。

ただし、雇用増の主因が“パートタイム雇用者の増加”だった場合、豪ドルは伸び悩む可能性もあります。賃金上昇圧力の高まりにつながりにくいためです。

一方、雇用統計が弱い結果になれば、市場では次回7月2日の会合での追加利下げ観測が高まり、豪ドルに対して下落圧力が加わる可能性があります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が織り込む、7月の利下げの確率は28.3%(据え置きは71.7%)です。


(出所:リフィニティブより作成)


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。