(PM)RBNZ総裁補が政策金利の当面据え置きを示唆

2019/06/05 15:59

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBNZ総裁補は、「政策金利は当面、現行水準付近にとどまるというのが、RBNZの中心的な見解」と発言
・市場の追加利下げ観測が後退し、NZドルは堅調に推移しそう

RBNZ(NZ準備銀行、中銀)は本日、5月30日に行われたホークスビー総裁補の講演の内容を公表しました。

ホークスビー総裁補は5月8日の利下げについて、会合では複数のシナリオを検討した結果、“より均衡のとれた政策金利の見通し”を実現するために0.25%の利下げを決定したと語りました。

<利下げ決定前に検討されたシナリオ>
(1)政策金利を変更しない
インフレ率が目標中央値に戻るには数年かかり、雇用は持続可能な水準を下回る。
(2)今後12カ月間で政策金利を0.75%引き下げる
インフレ率と雇用のいずれも目標を上回る。
(3)今後12カ月間で政策金利を0.40%程度引き下げる
インフレ率は妥当な期間内に目標へと戻り、雇用は持続可能な水準近くにとどまる。

ホークスビー総裁補は政策金利の先行きについて、「当面は現行水準付近にとどまるというのが、RBNZの中心的な見解だ」と述べ、政策金利を当面据え置くことを示唆。ただ、「予想外の展開に直面したとしても、RBNZの責務を果たせるように、変化する状況に対応する用意をしておく必要がある」とも語り、追加利下げに含みを残しました。

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市場では、RBNZが年内に追加利下げを行うとの観測があります。ホークスビー総裁補の発言をみる限り、RBNZが近い将来に追加利下げに動く可能性は低く、仮に利下げをしたとしてもあと1回と考えることができます(あと2回利下げすると、上述『検討されたシナリオ』の(2)になるため)。RBNZの追加利下げ観測は後退するとみられ、NZドルは当面堅調に推移しそうです。