(PM)RBAが利下げし、追加の可能性を残す

2019/06/04 15:59

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪準備銀行、中銀)は0.25%の利下げを決定
・声明では追加利下げを明確に示唆せず。ただ、失業率が改善しなければ追加利下げか

RBAは本日(4日)、政策金利を1.50%から過去最低の1.25%へと引き下げました。利下げは2016年8月以来、2年10カ月ぶりです。

声明では、利下げの理由を「雇用の伸びを支え、インフレが中期目標と一致するとの確信を高めるため」と説明しました。

声明は労働市場について、「2018年の雇用の伸びは堅調で、労働市場への参加も増加し、一部地域では熟練労働者の不足が報告されている」とする一方、「こうした動向にもかかわらず、最近の労働市場では余剰能力が一段と活用される状況はほとんど見られていない」と分析。「失業率はここ数カ月間、5%前後で安定していたが、4月には5.2%へと上昇した」と指摘しました。

声明の最終段落は、「本日の利下げの決定は、経済の余剰能力を一段と活用するのを助けるだろう。また、(利下げは)より迅速な失業削減を支援し、インフレ目標に向けた進展をいっそう確実なものにする」としたうえで、「理事会は労働市場の動向を引き続き注意深く監視し、経済の持続可能な成長と長期的なインフレ目標の達成を支えるために金融政策を調整する」でした。

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RBAは声明で追加利下げを明確には示唆しませんでした。ただ、“今回の利下げは、より迅速な失業削減を支援する”との見方を示しており、これは“失業率が改善しなければ、追加利下げを行う”と考えることもできます。追加利下げの有無は、失業率の動向が鍵を握りそうです。豪州の5月雇用統計は13日に発表されます。

本日、会合とは関係なくロウRBA総裁が講演を行う予定です。そこで金融政策の先行きについて新たな材料が提供されれば、豪ドルが反応する可能性があります。