(AM)トルコ中銀がリラ下支え策を発表

2019/05/28 08:49

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米消費者信頼感指数が市場予想の130.0を下回れば、米ドルが下落しそう
英政局の先行き不透明感を背景に、英ポンドは上値が重い展開か
・TCMB(トルコ中銀)は、市中銀行が外貨預金について中銀に預け入れる準備率を200ベーシスポイント引き上げ。トルコリラを“一時的に”下支えする可能性も
・ただし、トルコリラ安の背景となっている課題への対応策が示されない限り、トルコリラはいずれ下落するとみられる 

(欧米市場レビュー)

27日欧米時間の外国為替市場は、小動き。米国や英国が祝日で様子見ムードが強く、米ドル/円やクロス円は、おおむね東京時間終盤の水準近辺での“もみ合い”となりました。

(本日の相場見通し)

本日は、米国の5月消費者信頼感指数が発表されます(日本時間23:00)。23日に発表された米国の5月製造業PMI(購買担当者景気指数)速報値は50.6と、市場予想の52.5を下回り、約10年ぶりの低水準を記録。24日発表の4月耐久財受注は前月比-2.1%と、市場予想(-2.0%)以上に減少しました。それらを受けて、市場では米景気の減速懸念が再燃しつつあるなかで、本日の消費者信頼感指数が市場予想の130.0を下回った場合、米景気の減速が意識されて、米ドルが下落する可能性があります。米ドル/円は心理的節目の109円ちょうどへと下がることも考えられます。

英ポンドは、英政局の先行き不透明感を背景に上値が重い展開になりそうです。市場の関心はメイ首相の後任が誰になるのか?に向いていますが、それを決める与党保守党の党首選には27日までに9人が立候補を表明。そのうち、最有力とみられるジョンソン前外相を含めて5人が“合意なきEU離脱”も容認する姿勢を示しています。そのことも英ポンドの重石となりそうです。

TCMB(トルコ中央銀行)は27日、「金融安定を支援するため、市中銀行が外貨預金について中銀に預け入れる準備率を200ベーシスポイント引き上げる」と発表。この措置によって「市場から外貨の流動性が42億米ドル吸収される」との見方を示しました。

今回の措置はトルコリラを下支えすることが狙いとみられます。市場の流動性が絞られるとともに外貨準備の増加へもつながるためです。TCMBの外貨準備はここ数カ月間で減少しており、それが足もとのトルコリラ安の一因になっていました

トルコ政府やTCMBは、3月の統一地方選前からトルコリラを下支えする措置を相次いで講じてきました。投機筋の空売り阻止や一部の外為取引への課税の再導入、1週間物レポオークションの中止(オークションは5/21に再開)などです。

ただ、それらはその場しのぎの策に過ぎません。高インフレや外貨準備の減少、米国との関係悪化など、トルコリラ安の背景となっている課題の解決に向けた具体策が示されなければ、トルコリラは一時的に小康状態になっても、いずれ下落する可能性があります。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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