南ア中銀は据え置きか。欧州議会選にも注目

2019/05/23 08:02

デイリーフラッシュ


【お知らせ】
5月27日以降、「Today's Flash!」は「デイリーフラッシュ(AM:朝配信)」としてお送りいたします。

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【ポイント】
・米中貿易摩擦、世界のIT企業にも影響が出そう。
・SARB(南ア中銀)は据え置き予想、総裁の会見に注目。
・本日始まる欧州議会選の注目点は、(1)EU懐疑派が勢力を拡大するか、(2)英ブレグジット党が躍進するか。


(欧米市場レビュー)

 5月22日欧米時間の外国為替市場では、がほぼ全面高。次いで、米ドルユーロなどの順に強く、市場におけるリスクオフの強まりを示唆しました。米政府が中国のビデオ監視関連企業5社のブラックリスト掲載を検討しているとの報道が背景。
 米国株はハイテク株を中心に小幅反落、米長期金利(10年物国債利回り)は2.4%を割り込みました。

 FOMC議事録(4/30-5/1開催)では、当面は「辛抱強く」政策を維持するとの意向が改めて示されました。ただし、市場の年内利下げの観測はほぼ変わらず、米ドルの反応は限定的でした。
(本日のスポットコメント「米FOMC議事録、利下げは検討されず!?」をご参照ください)

 英ポンドは軟調、対米ドルでは今年の安値圏で推移。英保守党内では、協定案の可決を条件に2回目の国民投票実施を提案したメイ首相を退陣させようとの動きが強まりました。メイ首相に抗議して党内離脱派のレッドソム下院院内総務が辞任しました。

 原油価格が下落し、カナダドルを含め資源・新興国通貨は総じて軟調でした。

 南アフリカランドは例外的に堅調。汚職疑惑のある副大統領が総選挙後の再任を遅らせたことを受けて、投資家がラマポーザ大統領の汚職追及姿勢を評価した格好です。

 トルコリラはほぼ全面安。ミサイル防御システムを巡って米国との軋轢が続くなか、TCMB(トルコ中銀)が通常の資金供給を再開したことで、リラ売り圧力が強まりました。
 

(本日の相場見通し)

 トランプ政権が中国のIT企業を狙い撃ちしているのは、米中貿易交渉が上手く進んでいない証左とみることができそうです。中国からの反発や、関連の深い日米欧のIT企業への影響なども含めて、幅広く事態を見守る必要がありそうです。

 本日23日、ドイツのPMIやIFO、ユーロ圏のPMIなどの企業景況感指数が発表されます。いずれも軟調な結果となれば、ユーロの弱気材料になるかもしれません。

 また、SARB(南ア中銀)が金融政策を決定します(日本時間22:00過ぎ)。政策金利は6.75%に据え置かれるそうです。クガニャゴ総裁の会見では、「弱い景気見通し」と「インフレ圧力増大の可能性」のバランスをどう評価するかが注目されます。

 本日より欧州議会選が始まります(26日まで)。
 第1の注目点は、EU懐疑派が勢力を拡大するか。多くの国の国政選挙同様にEU懐疑派が勢力を伸ばすようなら、ユーロ安材料になりそうです。
 第2の注目点は、英国のブレグジット党が躍進するか。ブレグジット党が躍進した場合、「合意なき離脱」に向けたモメンタムが強まる可能性があります。既に死に体となりつつあるメイ政権にとって最後の打撃になりかねません。
 議会選挙の結果は週明け27日以降の為替相場に影響しそうです。
(5月17日のスポットコメント「欧州議会選の注目点」をご参照ください)




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【マーケットView】

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