RBA総裁が6月の利下げに言及、豪ドルは下落

2019/05/21 14:10

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)総裁が「6月4日の会合で利下げを検討する」と発言
・市場では6月利下げ観測が一段と高まり、豪ドルに対して下落圧力が強まりそう


[レビュー]

21日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが下落。一時、豪ドル/米ドルは0.6875米ドル、豪ドル/円は75.82円へと値を下げました。ロウRBA(豪準備銀行、中銀)の発言(後述)を受けて、豪ドルに対して下落圧力が加わりました。

[これからの展開]

ロウRBA総裁は21日、ブリスベンで講演。「利下げは雇用の増加を支援し、インフレが目標に一致する時期を早める」と述べたうえで、「2週間後の政策会合で利下げを検討する」と明言。6月4日の会合での利下げに言及しました。RBAが6月に利下げに踏み切れば、2016年8月以来、2年10カ月ぶりです。

ロウ総裁はまた、「インフレを目標と一致させるには賃金の伸びが鈍すぎる」と指摘し、「賃金の上昇には失業率の低下が必要」と強調。「RBAは緩和(利下げ)バイアスだ」と述べました。

***

豪州の1-3月期のインフレ率は、総合CPI(消費者物価指数)が前年比+1.3%、基調インフレ率(トリム平均値と加重中央値の平均)は同+1.42%と、RBAの目標(+2~3%)下限である+2%を大きく下回りました。

1-3月期の賃金コスト指数(賃金上昇率)は前年比+2.3%と、上昇率は2018年10-12月期と同じとなり、賃金の伸びが依然として鈍いことが示されました。

また、豪州の4月失業率は5.2%と、3月の5.0%から上昇(悪化)。8カ月ぶりの高水準を記録しました。

RBAはこれまで、堅調な豪労働市場を理由に利下げに慎重な姿勢をとってきました。賃金上昇率の低迷に加えて失業率が悪化したことで、RBAは6月4日の次回会合で利下げを検討するとの判断に至ったと考えられます。

OIS(翌日物金利スワップ)が織り込む6月会合での利下げの確率は、昨日(5/20時点)時点で約60%でした。利下げの確率は今後一段と高まるとみられ、豪ドルに対して下落圧力が加わりやすい地合いになりそうです。

豪ドル/米ドルのテクニカル分析は、本日の注目のチャートをご覧ください。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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