豪雇用統計はRBAの利下げ観測を補強!?

2019/05/16 12:50

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・豪失業率が悪化し、フルタイム雇用者は減少。賃金上昇率の低迷が続くことを示唆
・RBA(豪中銀)の利下げ観測は一段と高まるとみられ、豪ドルには下落圧力が加わりやすい地合いか


[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.6893米ドル、豪ドル/円は75.45円へと下落し、いずれも4カ月半ぶりの安値を記録しました。豪州の4月雇用統計が弱めの結果となり、豪ドルの重石となりました。

NZドルも弱含み。同じオセアニア通貨である豪ドルの下落が重石となり、NZドル/米ドルは0.6550米ドル、NZドル/円は71.64円へと一時値を下げました。

[これからの展開]

豪州の4月雇用統計の結果は、失業率が5.2%、雇用者数が2.84万人増でした。

失業率は、市場予想(5.1%)以上に3月の5.0%から悪化(上昇)。2018年8月以来、8カ月ぶりの高水準を記録しました。

雇用者数は市場予想の1.40万人増を上回り、9カ月連続で増加しました。ただ、内訳をみると、パートタイム雇用者が3.47万人増加する一方、フルタイム雇用者は0.63万人減少しました。フルタイム雇用者は過去6カ月間のうち、4カ月で減少しており、足もとの雇用増はパートタイム雇用者が中心であることが確認できます。

豪州の1-3月期のCPI(消費者物価指数)は、総合指数が前年比+1.3%、基調インフレ率(トリム平均値と加重中央値の平均)は同+1.42%となり、いずれもRBA(豪準備銀行、中銀)のインフレ目標(+2~3%)を大きく下回りました。

RBA(豪準備銀行、中銀)は、“労働市場の改善とともに賃金の伸びが緩やかに高まり、インフレ率は目標に向けて緩やかに上昇する”との見方を示しつつ、失業率が改善しない場合には利下げを検討する姿勢も示しています。

今回の雇用統計では、失業率の悪化に加え、フルタイム雇用者数が減少しました。それらは賃金の伸びが今後も低迷することを示唆します。RBAが利下げを行う確率は一段と高まったとみられ、6月4日の次回会合時の声明でハト派色を強めるだけでなく、利下げに踏み切る可能性も出てきました。豪ドルには下落圧力が加わりやすいと考えられます。


(出所:リフィニティブより作成)

 
(出所:リフィニティブより作成)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】

入金でポイントGETキャンペーン