米中貿易摩擦がNZドルに影響

2019/05/14 14:44

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米中貿易摩擦は今後一段と激化する可能性あり
・中国はNZの最大の輸出先。中国の景気動向はNZ景気にも影響
・RBNZ(NZ中銀)の5月の利下げは、世界経済の減速が一因
・米中貿易摩擦が激化した場合、RBNZの追加利下げの可能性は高まる!?


[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、が反落。一時、米ドル/円は109.66円、ユーロ/円は123.24円、豪ドル/円は76.24円、NZドル/円は72.17円へと上昇しました。トランプ米大統領が米中通商協議について「非常にうまくいく気がする」と述べたことで、NYダウ先物が堅調に推移し、円安材料となりました。

豪州の4月NAB企業景況感指数は+3と、前回の+7から悪化したものの、市場ではほとんど材料視されませんでした。

[これからの展開]

米国と中国の貿易摩擦が一段と激化しつつあります。米国が10日に対中制裁関税の引き上げ(2000億米ドル相当)を実施したことに対抗し、中国は13日に600億米ドル相当の米国製品に対する関税を6月1日から引き上げると発表。米国は13日、新たに約3000億米ドル相当の中国製品に最大25%の関税を課す計画を示しました。

米中貿易摩擦の行方は、NZドルの動向に影響を与えます。

NZは中国を最大の輸出先(輸出全体の約2割)としており、米中貿易摩擦によって中国景気が一段と減速すれば、輸出の鈍化を通じてNZの経済成長を下押す可能性があります。

米中貿易摩擦が激化した場合、RBNZ(NZ準備銀行、中銀)が追加利下げに踏み切る可能性が高まりそうです。RBNZは5月8日の会合で0.25%の利下げを行った理由のひとつに “世界経済の成長減速”を挙げ、特に中国と豪州の減速を指摘したためです。

RBNZは5月の利下げの効果を当面見極めるとみられ、利下げがあるとすれば今年11月との可能性が高そうです。11月には金融政策報告の公表総裁会見が行われます(両者は2月、5月、8月、11月の年4回実施)。

米中貿易摩擦の激化は、NZ景気への懸念を強めるとともに、RBNZの利下げ観測を増強する可能性があります。それらはNZドルに対する下落圧力へとなり得ます。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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